第3章 部活動とメンバー
「金は、」
「女は、」
「「すべてですから!」」
「あはは…程々にね」
由布院先輩、鬼怒川先輩の二人は呆れ顔で横を通り、奥の椅子に座る。
「あれ、この方はどうしたんですか?」
「あ、部活の見学者。って言ってもお昼だけど。好きな所座って食べていいよ」
「ありがとうございます」
空いていたピンク色の頭の人の隣に座ると、驚いた様に私の手を取った。
「朝あった奴だよな、朝はありがとうな!探してた人はこいつなんだ」
「そうだったんですか。どうも、鳴子硫黄です。朝は立がお騒がせしました」
「いえいえ…私は望月渚です。よろしくお願いします」
「あ、俺は蔵王立。よろしくな」
地球防衛部の人達は優しくて、心地がよよかった。だから部活はここに入ろう、と決めた。