第3章 部活動とメンバー
「そうだったんですね、何部なんですか?」
「地球防衛部」
「…地球防衛部?なにするんですか、その部活」
「あぁ、基本的には何もしないんだけど。各自好きな事をする…のかな」
由布院先輩のざっとした答えに鬼怒川先輩が説明を加えて、なんとなく分かったが、まだピンと来ない。
「お前、入るか?面倒臭くないぞー」
「そういえば部員少ないしねー。…見学する?」
「はい、是非!」
部室に入ると、机が三つ向かい合っていて、そこに二人座っていた。
一人は黄緑色の頭でタブレットを持っていて、もう一人はピンク色の頭でスマートフォンを持っていた。どちらも画面から目や手を離さない。
「ちぃーっす」
「ごきげんよう、先輩」
「おう」
「相変わらず二人は早いね」
すると二人は手を止めて、声を揃えて言う。