第8章 【テニスの王子様】 白石蔵ノ介
今、私は、蔵の腕の中……?
え……ええぇっ?!
白石「優奈、4月17日生まれなんか? なら、3日後やな。」
驚くほど静かに言われてしまって、なんか、驚くタイミング逃した。
白石「優奈も4月生まれやったんやな。しかも、俺と近いやん。」
「ん……そうだね。だから、蔵の言ってたこと、共感できたの……」
白石「俺の言うてたこと?」
「あんまりお祝いしてもらえない……っていうの。私も……そうだから。」
白石「そうなんか……俺ら、一緒なんやな。……けど、今年は違うな。」
「え……?」
白石「俺は優奈にお祝いしてもろた。優奈の誕生日は、俺がお祝いするさかい、待っとってや?」
「お祝い……してくれるの?」
白石「当たり前やろ。俺に、優奈のお祝いさせて?」
「……ん、分かった……なら、お願いします……」
白石「おん、任せときや!」