• テキストサイズ

短編夢

第8章 【テニスの王子様】 白石蔵ノ介


翌日、4月14日。今日の私は早起き。何故なら、朝練に行く蔵を待ち伏せるため。待ち伏せるって言っても、テニス部前の門でね。

私は、“掴みの正門”のシステムが苦手で、誰も学校にいない時間に、登校するのが常だった。だから、始業式以降は、ずっと早かったんだけど、今日はそれよりも更に早く。だって、蔵がいつくるか分からないんだもん。

ということで、6時半から待っているわけだけど、意外と来ないもんだなぁ。

それから時間は経って、今は7時前。

やめとこうかな……そんな気になってきてしまった頃、近づいてくる足音が聞こえた。

もしかして……と思ってその方向を見ると

白石「優奈……?」

「蔵、おはよう」

驚いている、ウェア姿の蔵。ウェアが似合ってて……ちょっとかっこいいかも、って思っちゃった。

白石「どないしたん、こんな朝早くから」

驚くよね、待ち伏せされてたわけだし。

「蔵、あのね。お誕生日おめでとう」

白石「え……」

あ、蔵の唖然とした顔、レアかも。
/ 141ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp