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短編夢

第8章 【テニスの王子様】 白石蔵ノ介


私と蔵が何をしているかというと……

白石「しっかしオサムちゃん、みんな俺任せやなんて……」

そう、テニス部顧問のオサムちゃんから体良く仕事を押し付けられた蔵。仕事はテニス部員の入部届と体力測定の結果表の整理。それは新入生だけじゃなくて、2、3年生を含めた全部員の分。

具体的に何をしているかというと、私が学年クラス順に入部届と体力測定の結果表を並べ替えて、蔵が部長として、全員分の記録を記入するという、根気のいる作業。

既に1、2年生のものが終わるところだ。そして、いよいよ、3年生のもの。もうすぐ終わるなぁ、なんてぼんやり考えながら整理を始めると、すぐに2組の、そう、蔵のものに到達。そして、何の気なしに名前横の欄に目をやって、私はひどく驚く。

「え……っ……う、そ……」

白石「ん、優奈? どないしたんや?」

私が突然声を出したから、蔵も驚いて顔を上げたようだった。
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