第7章 【テニスの王子様】 幸村精市
ルノワールの画集と迷ったけど……ルノワールの描いた子に嫉妬してやめました……なんて、言えないよね……。
精市「ありがとう……すごく嬉しいよ! ……ん、あれ……まだ、何か入ってるの?」
袋の中に詩集を戻そうとした精市は、中に残っているもう1つのものに気付いたみたい。
「精市、待って! それは……後で……家で、1人で見て……?」
精市「フフッ、優奈がそういうなら、そうするよ。」
とても笑顔な精市を見て、私の方が、とても嬉しくなる。
「精市、改めて、お誕生日おめでとう。大好き、だよ」
精市「俺も大好き、優奈。」