第3章 【テニスの王子様】 青学
優奈先輩のメイド服。あれはかなりヤバイ。
いろんな意味で。
可愛いとは思うけど、あれを他の奴らに見せるの嫌だし。
青学の文化祭は、他校のテニス部も来るって、先輩達が言ってたし。
まぁ、でも、見たいっていう気持ちも勿論あるから、着てもらわなきゃね。
あの日から、もう3日経った。
今日は、文化祭前日。
私の衣装は……あのまま。
そう、明日から文化祭なのに、衣装は結局取り替えられず、あのまま。
あれを着ろと……?
ムリムリムリ。
でも、もう時間ないし。
っていうか、今の時間実は……
不二「優奈ちゃん、早く着替えて出て来てね。接客の練習しなくちゃ。」
「…着なきゃダメですか…?」
英二「ダメに決まってんじゃん‼︎ 俺たちも着たんだから、優奈も早く来いよ‼︎」
「…はい…」
そう、今日は前日。
昨日までに、装飾とか、キッチン担当の子の指導とか終わって、今日は最終確認。それと、私達、接客係の練習。
衣装を着なきゃいけない理由が分からない。
着なくても出来るのに。
でも、これ以上待たせるのも申し訳ないし。
諦めて、着よう。これ。
英二
優奈ってば、部室の更衣室にこもったまま、出てこないんだから。早く練習しなきゃなのに。
っていうのは、まぁ、口実だよな。
優奈の猫耳メイド、早く見たいっていうのが本音だし!
でも、そういうこと考えてるの、俺だけじゃないと思うんだよねー。他の奴らも、きっとそうだよな。
楽しみだにゃー♪