第3章 【テニスの王子様】 青学
生徒会室に着いた。
…ここに来るまで必死に考えたけど、手塚先輩に呼び出される理由が思い当たらない…。
なんで呼ばれたのかな…?
不二「ほら、早く入ろう。」
コンコンコン
不二「手塚、僕だけど。」
手塚「あぁ。入ってくれ。」
堂々と入って行く不二先輩。流石。
手塚「悪かったな、急に呼びつけて。」
「あの、何かありましたか?」
手塚「あぁ。実はな、衣装なんだが…」
リョーマ「優奈先輩のメイド服、いろいろヤバイッスよ。」
「え…?」
ヤバイって…何が…
「っ⁈」
な、なにそれっ⁈
そんなのを着ろと……?
不二「へぇ…凄いね。優奈ちゃん、こんなの着るんだね。クスッ」
手塚「優奈…すまない。生徒会のミスだろう。ただ、もう当日まで日が無い。今から別のものを頼むのは…その…無理だと言われた。」
「……」
リョーマ「優奈先輩なら、きっと似合うッスよ…………猫耳メイド♪」
「こ、こんなの、ムリに決まってるじゃないっ」
そう、目の前に広げられた、私が着る予定のメイド服は、ただのメイド服じゃなかった。
普通のよりかなり短いと思われるピンクのスカート。白いフリルたっぷりのエプロン。腰の部分につけられた、リボン付きの尻尾。首元に付けると思われる、鈴付きのチョーカー。そして…白い、猫耳…。
こんなの、ただの罰ゲームコスプレじゃないっ‼︎‼︎
こんなの、私が着られるわけないでしょっ‼︎‼︎