第3章 【テニスの王子様】 青学
夏季休業最終日、テニス部部室。
手塚「今日で夏季休業も終了だ。明日から新学期が始まる。改めて確認するが、9月の第一週の土日が学園祭。準備期間は後4日しかない。皆、気を引き締めて、油断せずに行こう。」
河村「海堂、桃、悪いけどポール・ベニア取りに行くから、一緒に来てくれないか?」
海堂「はい。」
桃「了解ッス!」
乾「不二、菊丸、大石。お前達はメニューについて、再度確認してくれ。」
3人「了解!」
リョーマ「部長、さっき生徒会の会計から、衣装について連絡もらったんスけど。」
手塚「あぁ。それで?」
リョーマ「もう用意されてるみたいで、早めに確認来てくれ、って言ってたッス。」
手塚「分かった。今から行ってくる。越前、お前もこい。」
リョーマ「ウィッス。」
忙しなく動く部員たち。
え、私は何をしてるかって?
部員1「西嶋先輩、装飾具についてなんスけど…」
「あぁ。このノート見て。出来るところはやってくれる? 分からなかったら、手をつけずにそのままにしておいて。2年生の誰か、買い出し頼みたいんだけど…」
部員2「あぁ、俺行くよ。リスト頂戴?」
「うん、これ。よろしく。」
まぁ、私が唯一の女子…ってことで、客層として最も多いと踏んでる女子受けがいい装飾にするため、指示を出す。きっとオシャレなアンティーク風の店内なら、女子受けもいいだろうから。
「あとは…」
不二「優奈ちゃん、メニューについてなんだけど、今いい?」
「あ、不二先輩。大丈夫ですよ。」
不二「良かった。調理室、来てもらってもいいかな?」
「はい。」