• テキストサイズ

短編夢

第11章 特別編 2


迎えた4月2日は、文句なしの快晴で、4月にふさわしくポカポカ陽気で、とっても気持ちよかった。これはまさしくデート日和。
日頃から行いに気を遣っていてよかった……神様ありがとうございます!!

英二くんとのデート……電話もらってから楽しみで仕方なかった。ずっとドキドキしっぱなしで、昨日の夜なんて楽しみすぎてよく眠れなかったし……小学生みたいって笑われちゃいそうだなぁ。

おしゃれやヘアメイクにも気を遣いたいな。やっぱり、可愛い格好したい……春だし、たまにはピンクのスカートとか履いてみようかな……。

クローゼットから、シフォン生地のピンクのスカートを取り出し、ベッドに広げた。柔らかい生地と色が、とっても春らしい。白い春ニットを着て、ちょっぴり大人っぽく、可愛らしく。英二くんみたいな格好いい人の隣に立つなら、せめて服くらいは可愛くありたいもんね。ほんのり薄くメイクもして、クリスマスに英二くんからもらったリボンのバレッタでハーフアップにまとめた髪を整えた。鏡の中に映る自分は、見るからに楽しそうで、無意識に口角が上がった。本当に、小学生みたいだな、なんて笑いがこみ上げてくる。

時計に目を向けると、9時50分。そろそろ英二くん、来るころかな。

考えていると、タイミングよくチャイムがなったので、ハッとして駆け足で玄関まで向かった。

ドアを開けると立っていたのはもちろん英二くんで、いつものキラキラした笑顔で、優奈おはよん、って挨拶をしてくれる。
/ 141ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp