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短編夢

第9章 特別編 1


考えながらも手は動いてて、部室にある戸棚から、水出し冷茶のパックを取り出し、冷茶を作り始める。それとほぼ同時進行で、選手(各校レギュラー)たちのドリンク作りを行う。今日の参加校、青学含めた4校は、強豪校のくせにどこもマネージャーがいないから、結局私が作ることに。と言っても、青学のみんな(て言っても、昨年レギュラーだった海堂くん、桃城くん、越前くんの3人)以外は、ジャグだけど。新レギュラーのみんなごめんね、味の好みもわからないのに、個別に作れないんだ、と心の中で謝りながら。そういえば、OBのみんなどうするんだろ……まぁ、OBだから、ジャグでいいか。メインは選手よね、やっぱり!

ドリンクやってる間に、冷茶が出来上がったので、パックを取り出し、蓋つきのボトルに入れ、先生たち用のお茶は準備完了。

外の様子を伺うと、そろそろ試合が始まるか、というところ。出来上がったドリンクを学校別にカゴに入れ、紙コップもつけ、外に出す。部室の外では、海堂くんに言われたのだろう、青学の新二年生トリオ(堀尾くん、水野くん、加藤くん)が待っていたから、甘えさせてもらい、重たいドリンクたちは運んでもらう。私は冷茶のボトルと紙コップをトレーに乗せて持ち、先生たちの元へ。

そうして、試合前に終わらせるべき仕事がひと段落つくと、すぐに団体戦のリーグ表を作り、運営部に持って行って、掲示をお願いする。
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