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短編夢

第9章 特別編 1


パタパタと忙しなく、部室内を行ったり来たりし、ひたすら仕事をこなしていく。開会式が終わる頃、審判用紙をボードに挟み、記録用のペンとコート番号の書かれた練習試合用のボール3個を1つの小さなカゴに入れて持って、コートに向かい、審判台の上にまとめて置いておく。コート番号を書いておけば、ボールの紛失を防げるし、万が一のために、予備の1球も一緒にしておく。

それが終わると今度は対戦表の作成。海堂くんが来たら、今日の試合の予定を聞こう。団体戦、トーナメントとリーグどちらでやる予定なのか聞かなければ。

コンコンコン

「はい?」

「俺だ、入るぞ」

そう言って入ってきたのは、あれ、手塚くん?

「どうしたの?」

「海堂に変わって、くじ引きの結果を持ってきた」

あ、新部長さん大変だもんね〜

「手塚くん、ナイスタイミング! ありがと!」

「あぁ。団体戦はリーグ戦だそうだ。」

「ん、了解!」

まぁ、トーナメントだとすぐ終わっちゃうしね。総当たりの方が、いろんなこと試せるし良いもんね。

団体戦のリーグ表は、すぐにできるから、先に先生たちのお茶の準備しておこう。今日は暖かいから、冷たいほうがいいだろうな。
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