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【薄桜鬼】合同企画⭐短編小説

第3章 俺色に染まれ ……原田 左之助


これまた突飛のない質問に、目を丸くした。


原田
『何でそんなことになってんだ?』



『その方が、原田先生に好意を寄せていると聞いたからです。』


原田
『まぁ、好意を寄せてくれるのはありがたいが……生憎、間に合っているからな。』


あれ?何の言葉も無しかよ……。チラッと顔を見たが、何を考えているのか分からなかった。



ここでも塩対応かよ。


原田
『には、好きなやつの一人や二人はいないのか?』



『います。』


アッサリと肯定の返事。




『でも……相手がいるようですから。』


原田
『そうか。でも、お前じゃないとって言うヤツがいると思うぜ。』



『……意味がないです。その人じゃないと……意味がない。』


原田
『よっぽど好きなんだな。ソイツのこと。』


は小さく頷いた。



羨ましいな……に、そこまで思われるなんて。きっと、いいヤツなんだろう。


しかし、彼女持ち……ウチの学校なら、そうはいない。総司、斎藤……他になら……って、まさか総司とか?彼女とは友人だから……。



原田
『何か相談があるなら、いつでも聞いてやるよ。』


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