第13章 お見舞い
葵は国見の部屋に着き
「国見くん、入っていいかな?」
ドアをコンコンとノックして部屋に入った。
部屋では国見はベットに入って本を読んでいて葵に気付き、
「!澤村さん!!なんで居るの!?」
ビックリした。
葵は国見の近くに行き
「金田一くんから家教えて貰ったの。国見くんが風邪引いたって知って……ごめんなさい。私の責任で……」
謝り、心配そうにした。
「俺の体調管理が悪かっただけだよ?もう、熱下がってるし。こっちこそごめんね、心配させちゃって。」
「良かった…熱下がったんだね。一応お見舞い持ってきたの。」
葵はスーパーの袋を見せた。
「お見舞いなんて良かったのに。澤村さんが来てくれただけで嬉しかったし。」
葵は国見にそう言われ、少し赤い顔をしながら
「やっ、やっぱり手ぶらじゃ悪いから…プリンとゼリーとフルーツ!一応食べやすい物選んで来たんだ!」
袋の中身を見せた。