第11章 練習試合
「俺は君みたいなヤツ、嫌いじゃないよ。間違いなくアイツよりは。」
「……アイツって誰ですか?」
「……及川……アイツも葵の事好きなんじゃないか?」
「……はい。……及川さんも葵さんの事好きなはずです。」
「……やっぱりな……及川はモテるだろ。葵の事を傷付けそうで俺は及川とは付き合って欲しくない。まぁ…葵が好きになったんなら止める権利はないけどな」
大地はため息をつきながら話した。
それを聞いた国見は
「俺、頑張ります!絶対及川さんには負けません!」
意気込みながら言った。
「国見くん、期待してるからなっ!」
そして二人はスマホの番号を交換し、
大地と国見は少し変わった友達になった。