第10章 遊びに行こう!
葵を送る為
三人は駅へと向かう
「葵ちゃん、今日は楽しかった?」
及川は葵に聞く。
「はい!とっても楽しかったです!今日は誘ってくれてありがとうございました。」
葵は二人にお礼を言った。
「楽しかったなら良かったよっ!今度は二人で遊びに行こうね!」
及川は笑顔で話す。
「うーん。……じゃあ機会があれば!」
葵は言うと
「葵!行きたくなかったらハッキリ断れよっ!」
と岩泉が言ってきた。
「葵ちゃん、そんなこと無いもんね~?」
「えっ…はい!及川さん優しいですし。」
葵がそう言うと
「葵ちゃんは本当イイコちゃんだよ~。」
及川が葵の頭を撫でてあげた。
それを見ていた岩泉は
「葵は頭撫でられるのが好きなのか?」
及川に頭を撫でられているのを全く嫌がらない為聞いてみた。
「ん~。好きなのかも知れないですね。よくお兄ちゃんが頭撫でてくれるので、ホッとしちゃうんです。」
葵はそう答えると
「ふ~ん……お兄ちゃんか……」
及川は何か考えてしまい黙ってしまった。
暫くすると駅に着く。
「葵ちゃん気をつけて帰ってね!」
「またなっ!寄り道せずに帰れよっ!」
二人は葵に手を振り見送った。
「送って下さってありがとうございました!明日の練習試合頑張って下さいねっ。」
葵もまた手を振り返して改札を通って行った。