第10章 遊びに行こう!
友達が居なくなったので
葵と及川は二人になった。
「及川さん、話ってなんですか?」
葵は用事があるのだろうと思い聞いた。
「今日部活休みでしょ。だから一緒に遊ばないかなぁって思ったんだけど」
及川はニッコリ笑って葵に話した。
「えっ……及川さんとですか?」
「ダメかな?」
及川は葵に少し近づいてみた。
「!!…そっ……それは二人でって事ですよね。」
近づかれた及川にビックリしながら話す。
(反応が可愛いなぁ……)
「うん、勿論だよっ葵ちゃんの事もっと知りたいしね☆」
そう言って及川は葵の手を握ってきた。
「あっ、あのっ!手を離してくれませんか?」
葵は及川の行動にビックリするばかりだった。
「イヤだね。葵ちゃんが一緒にあそんでくれなきゃ、離さないからっ」
「……えと…二人きりはちょっと……」
葵は言うことを聞かない及川に困ってしまった。
「そっかぁ…じゃあ岩ちゃんと三人で遊ぼうよ!それならいいでしょ?」
「……岩泉さんも一緒なら……」
「なら決まり!放課後教室に迎えに来るから待っててねっ!」
及川は殆ど強引に遊ぶ約束をした。