第10章 遊びに行こう!
今日は練習試合前の月曜日
青城男子バレー部は休み。
お昼休み
葵は中庭で友達と昼御飯を食べていた。
すると教室に
「葵ちゃん居る~?」
及川が葵を訪ねに来る。
ドア付近に座っている国見は及川に気付き
「及川さん、澤村さんなら居ないですよ?何か用事でしたら、伝えておきますけど。」
言付けを受けようとした。
「国見ちゃんじゃん!なんだ居ないのかぁ。国見ちゃん、葵ちゃん何処に居るか知らない?」
及川は国見に聞いた。
「……中庭でお昼食べてると思います。」
国見は葵がいつも友達と中庭で食べていたのは知っていたので及川に教えてあげた。
「そうなんだ、ありがと!じゃあ国見ちゃんまたね~」
及川はそのまま教室を出て行った。
その頃中庭では
葵は友達と昼御飯を食べ終わり、お喋りをしていた。
暫くして
「葵ちゃん居た~!」
及川がやって来た。
一緒に居た友達は大騒ぎ。
「葵ちゃんに話あるんだけど……」
及川は葵の友達見ながら言う。
「わっ、私たちはご飯食べたんでどうぞ!葵~またね!」
友達はそう言って葵に手を振りその場を去ってしまった。