第8章 青城の主将さん
葵と国見は一緒に帰る
葵は電車通学なので駅まで向かっていた。
「澤村さん、火曜日烏野と練習試合だね」
「うん!お兄ちゃんのバレーしてる姿見れるの久しぶりだから嬉しいんだ!」
葵は嬉しそうに話す。
「でもお兄さんのチーム応援しちゃダメだかんね!」
国見は意地悪そうにニッと笑う。
「わっ、わかってるよ!」
葵は焦った様子で話した。
「本当かなぁ」
国見はクスクスと笑った。
「今日さ練習見てて思ったんだけど、やっぱり青城は強豪校だね!」
葵は国見に言う。
「何でそう思ったの?」
国見は気になり葵に聞くと
「及川さんのサーブ。私、鳥肌立っちゃったもん!」
葵は少し興奮気味に答えた。