第28章 大好きを伝えたい
「ねぇ……国見くんは私の事いつから好きだったの?」
葵は国見に抱きしめられドキドキしながら聞いた。
「………初めて会った日から好きだったんだと思う。葵がお兄さんの事話してる時凄く嬉しそうにしててさ、俺にも笑ってくれないかなって思ったんだ。それで次の日、葵は俺に友達になったのにって笑顔で言ってくれたのが凄く嬉しくてさ。それからずっと葵の事しか見てなかった。」
国見は葵に初めて会った日から好きだった事告げた。
「初めて会ったら日からなんて………私お兄ちゃんの事ばかり話してたよね」
葵は思い出したかのように照れた。
「ねぇ、葵?お兄さんにも
俺の事好きだって言ったの?」
「うん、言ったよ。これからは国見くんに、
うんと甘える事って言われちゃった。」
「葵は俺に甘えてくれるの?」
国見は葵を抱き髪を撫でながらクスクスと笑う。
「私は甘えるよ?もちろん英くんだけにねっ。」
葵は顔をあげて国見と目を合わせた。
国見は葵と目が合った瞬間に
葵の顎をクイッと上げて
キスをした。