第28章 大好きを伝えたい
「ところで澤村さん、俺に話たい事があったんじゃなかったっけ。」
国見は葵の顔を見ながら聞く。
「うっ、うん!」
(落ち着かなきゃ……)
葵は深呼吸して心を落ち着つかせた。
「あの……私、国見くんの事避けていた時期があったよね…」
葵は緊張しながらも国見の顔を見て話す。
「うん。理由話してくれるの?」
「……私が国見くんの事避けていた理由は……国見の事意識し過ぎていたからなの……私ね、いつの間にか国見くんの事好きになってたの……」
葵は国見に一生懸命話し、顔は真っ赤になっていた。
「!澤村さん………今言った事本当!?」
国見は正直葵からそんな言葉を言われるとは思ってもいなくビックリした。
「嘘ついてないよ……国見くん…私は貴方の事が大好きです。」
葵は国見にハッキリと告げた。
「葵、俺も大好きだよ。…ずっと葵の事好きだった。」
国見は葵を抱きしめて
葵の事を名前で呼んだ。