第28章 大好きを伝えたい
いつものように
中庭で昼食取る葵達。
お弁当を食べ終わり
「二人とも食べてみて!」
葵は綾と由香里にラッピングした袋を渡した。
「えっ、キャラメル?クッキーだと思ったのに!」
由香里は中身を確認してちょっとガッカリした。
「期待外れだった?ごめんね!」
葵はフフッと笑う。
「葵~、このキャラメル国見くんに作ったんでしょ。」
綾はそう言ってニッとする。
「えへへ、バレちゃった?うん!国見くん塩キャラメル好きって聞いてたから作ってみたんだ。二人とも食べて感想教えて?」
葵に言われ
二人は塩キャラメルを食べる。
「うん。甘くて美味しい!」
「塩が効いてて甘さが引き立つね!美味しいよ。」
二人は誉めてくれた。
「あのね…綾…由香里…」
葵は何か言いたげに二人の顔を見る。
「なに?」
「葵どうしたの?」
二人は不思議そうに葵を見た。
「二人には黙ってたんだけど……私……国見くんが好きなんだ…………今日ね……国見くんに告白しようと思ってるの……」
葵は顔を真っ赤にしながら二人に話した。
それを聞いた二人はビックリし
「葵が国見くん好きなのは何となく気付いてたんだけど告白だなんて!」
「葵凄いね!告白頑張りなよ~!」
綾は心配し由香里は応援した。
「だって…待ってたら、いつまでたっても先に進めないでしょ。私頑張るから!」
葵は意気込んだ。
そんな葵を見て綾は
「葵は大人になったなぁ、告白頑張りな!」
と応援して
由香里は
「綾、お父さんみたいだし!葵なら大丈夫だよ!」
ニッコリ笑った。