第26章 変わらなくていいよ
「ごちそうさま」
大地はご飯を食べ終え席を立った。
「お兄ちゃん、葵ちゃんがお土産にお菓子買ってきたら持っていって。」
母がお菓子の箱を持ってきた。
「葵ありがとな。後で食べるよ!」
大地はお菓子を取りリビングを出ていった。
葵もご飯を食べ終わり
そのままお風呂に入る。
(これからお兄ちゃんとはどう接すればいいのかな……でもお兄ちゃんは夕飯の時は普通にしてたし……)
葵は湯船に浸かりながらそんな事を思っていた。
葵はお風呂から上がり自分の部屋へと戻ると国見からメールが来ていた。
他愛の無い話のメールに
葵はにやけてしまうばかりだった。
途中国見のメールに
【お兄さん、お土産喜んでた?】
と書いてあり
葵は大地にお土産を渡してない事を思い出した。
国見にメール返信して
葵はお土産を持って
大地の部屋に行った。