第22章 優しい彼
暫くして
葵がリビングへとやって来る。
「国見くん、いらっしゃい!」
葵は照れながら国見に話した。
「澤村さんごめんね。いきなり押し掛けちゃって。良かったら一緒に何処かに遊びに行こうかなって思って。迷惑だったかな?」
「ううん。そんな事無いよ!誘ってくれて嬉しい。」
葵は赤い顔で国見の言葉に嬉しそうにした。
そんな二人のやり取りを見ていた
葵の母
(葵ちゃんも彼の事好きみたいね。でも、葵の首の印は何なのかしら。隠しても無いし……虫に刺されたのかしら。)
葵の首に出来た跡をジーっと見ていた。
母にジッと見られていた為葵は
「お母さん、どうしたの?何か顔に付いてる?」
不思議そうに聞いた。
「あっ、ごめんね。葵ちゃんの首に赤くなってる部分があるからからどうしたのかなって」
母は気にしていた事を葵に聞いてみた。