第20章 もう避けません!
葵は
「こ、このタオル可愛いでしょ?」
首に巻いてる理由を聞かれたくない為強引にタオルの柄の話をした。
「えっ!?……あんまり柄が見えないけど猫?のシルエットががいっぱい付いてるね。」
「そう!猫の柄のタオルなの。お気に入りなんだ!」
そう言って葵は話をはぐらかしていた。
そして国見の家に到着する。
「澤村さん駅まで送ろうか?」
「今日はそんなに暗くないし一人で大丈夫だよ!じゃあ明後日学校でね!」
「そう、じゃあ気を付けて帰ってね!
…………あっ!澤村さん、明日さ……」
「ん?明日?どうしたの?」
「ううん。何でもない、じゃあ明後日学校でまた会おうね!」
そうして手を振りあって二人は別れた。
(明日澤村さん遊びに誘えば良かったなぁ……今思っても連絡先知らないし……
………あっ!後でお兄さんに家の住所聞いて行ってみよう!)
国見は自室でそんな事を考え
明日葵の自宅に行こうと計画していた。