第20章 もう避けません!
葵は国見に話しかけようと近付いて行く。
国見と喋っていた金田一が葵が近付いて来ているのに気付き
「国見、じゃあな!」
話を中断してその場から離れて帰って行った。
国見は話の途中で帰ってしまった金田一を不思議そうに見ていたら
「国見くん。」
後ろから葵に話しかけられた。
「さっ、澤村さん!?」
葵に避けられていた国見にとっては
話しかけられた事にビックリするばかりだった。
葵は緊張しながら
「あの……一緒に帰ってくれませんか?」
と国見を誘った。
思いもよらない葵の誘いに国見は
「もちろん、一緒に帰ろうか!準備してくるから待ってて!」
笑顔で話し荷物を取りに行った。
(良かった……)
葵はホッと一息つき
国見が戻って来るのを待っていた。
暫くし国見が荷物を持って戻って来た。
「澤村さん、お待たせ。帰ろっ!」
「うん!」
葵はニッコリ笑い
二人は一緒に帰った。