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月島蛍くんの思うところ。

第3章 火照るりんごの見る夢は。






『月島くん?!大丈夫!?』


「平気……。これはもう……ここでは寝るしか対処のしようがないから……少し休むね」



生徒の完全下校時刻まであと1時間と少し。それまでは寝ていた方が賢明だろう。
多分、荷物や着替えは山口くんが持ってきてくれるだろうと思い、私は月島くんの使っている氷枕の中身を入れ替え、冷えが早く回るようにする。


……帰るときに少しでもましになってくれたら、いいんだけど。

私は彼の手をぎゅっと握り、下校時刻が来るまで一緒にいた。






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