• テキストサイズ

月島蛍くんの思うところ。

第3章 火照るりんごの見る夢は。






――……
――……


烏野高校に入学して、もう1年になる。そんな私がなぜ、彼と出逢ったのか。



それは、入学式当日。
彼が、私が偶然落としたあるアーティストのCDを拾ってくれたのだった。

――見下ろされた時は少し怖いなと思ったりしたけど、声色からはそんな印象はなかった。

……現に、落し物拾って声かけてくれるぐらいの人だもん。



優しい人、なんだろうな……

と最初はそう思っていたけれど。



てっきり同級生か先輩だと思っていたのに。
その子が『新入生』の席にいたんだから、驚かないわけがない。



まさかの後輩なんだもんな〜……





/ 105ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp