第8章 テストの時間
皆校庭に出るE組
だが…
ケイト「…(かりかり」
机に向かったまま、真剣に勉強し続けるケイト。
殺せんせー「あの;
ケイトさんも、校庭へ出て下さい;ね?;」
ケイト「かりかり)…」
無視されることに対し殺せんせーは
殺せんせー「後で好きなだけ教えますから出て下さい!!;」
渚「殺せんせー…
それ、泣き落としになってるよ?^^;」
泣き落した!;
そうして…出た後
殺せんせー「E組のシステムのうまい所は
一応の救済措置が用意されている点だ。
定期テストで、学年186人中50位に入り、
なおかつ、元担任がクラス復帰を許可すれば、
差別されたE組から抜け出せる。
だが、元々成績最下位の上、
この劣悪な学習環境では
その条件を満たすのは難しすぎる。
ほとんどのE組生徒は
救済の手すらつかめない負い目から
えぐい差別も受け入れてしまうそうだ」
生徒たちは
殺せんせーに頼まれて、ビッチ先生と烏間先生も呼んでくる。
ビッチ「ちょっと!なんなのよ。来いって!」
片岡「殺せんせーがイリーナ先生も呼べって」
殺せんせーは
ビッチ先生が来たことに気付くと、しゃべりだす。
殺せんせー「イリーナ先生。
プロの殺し屋として伺いますが」
ビッチ「?なによ、いきなり…」
殺せんせー「あなたはいつも仕事をする時、
用意するプランはひとつですか?」
ビッチ「ん?いいえ。
本命のプランなんて、思った通りいくことの方が少ないわ。
不測の事態に備えて、
予備のプランをより綿密をつくっておくのが暗殺の基本よ」
殺せんせー「では次に烏間先生」
烏間「ん?」
殺せんせー「ナイフ術を生徒に教える時、
重要なのは、第1撃だけですか?」
烏間「第一撃は
もちろん最重要だが、次の動きも大切だ。
強敵相手では、第一撃は高確率で躱される。
その後の第二撃、第三撃を高精度で繰り出すかが、
勝敗を分ける」