第31章 夏休み最後の時間
最後の夏休み…
皆さん、その日は宿題は終わらせましたか?
ケイト「ああああああああ!!!!;」
茅野「どうしたのケイトちゃん!!;」
ケイト「えっと…
筆記用具で、足りない分を買おうと思ってて忘れてた;
明日の準備で見てて思い出せてよかったぁ;」
カルマ「じゃあ俺も行くよ。
買いたいものあるし」
ケイト「わかった^^」
茅野「じゃあ私も行く^^」
で…
結局、三人で行くことになりました…
その道中…
茅野「ねえねえ。
ケイトちゃんの風月流ってマッハを超えるわけだけど…
どうして衝撃波って凄いの?」
ケイト「ん?
まず音速以上で移動しているものの周りの空気は、
その動きについて行こうと音速以上で動くが、
それ以外の空気は、音速以上の速度(約340m/s)で変化が伝わらない。
その音速以上で動いている空気と普通の空気の間には、
それによって「圧縮された薄い層」がある。
この境が到達すると、
その部分だけいきなり圧力が大きくなっているため、
破壊や爆発音を感じる。
これが「衝撃波」。
マッハの加速と普通の加速、どっちが威力が強いかは明白だな
剛剣術は
音速以上を極めた速度で刀を振った直後、
それによって発生させた「圧縮された「超高密度の空気層」」を
周囲へと展開させて叩き付けることで
襲い掛かってくる敵全部を、一瞬で吹き飛ばすと同時に気絶させる。
柔剣術は
ただでさえ圧縮された「超高密度の空気層」を
「刀を向ける一か所の方向」のみへ
さらに超高圧縮させ、今まで以上の速度で貫いたり振ることで
「斬れる刃状の衝撃波=斬撃」を生み出し、全てを斬り刻む。
それを出す際、周りに凄まじい爆風が生み出される。
その時の爆風は、鋭ければ鋭いほど凄まじさが増す。
それらによって、風月流派同士が戦うことは
「周囲を巻き込むこと」を意味する。
人の目の時間分解能(処理時間)は、約50m/s~100m/sの速さ。
そのため誰の目にも映らない。
映るとしても、残像のみ。
だが、その残像は囮として意図的に作ったもので
それをひっかけに使って
風月流派同士は、僅かな空気の流れの変化を感じ取ることで、対応し続けてるって感じかな」
茅野「長い!;けどわかったよ^^;
ありがとう^^」
はてさて、話はどう転ぶ?