第30章 アメリカの時間2
そうして…
バスケでぶつかり合ってから…
カルマ「ふあ~ぁ」
ケイト「何?寝不足?」
あくびをするカルマに対し
思わず尋ねた。
カルマ「朝早くにあんn
ケイト「何もみてないよね?^^(ゴゴゴゴゴ」
カルマ「…さあ;
それより、魚でも釣りに行くかって言われてるけど?」
ケイト「いこう!^^」
そう走って行くケイトに対し…
カルマ「…」
それを黙ったまま見つめるカルマ
律「どうかしましたか?」
カルマ「んー?
…
律…
ケイトの暗殺力って、そんなに低い?」
律「?そんなことはないように思えます。
今までの戦闘データからも、とても強い方だと」
カルマ「…でもさ、だましうちができないんだって…
だから、どんな動きでもできるように
したことのない動きでも、空中でも出来るよう
ずっとやってるんだよね…
本人、寝ぼけながらでもさ…
必死に、今も朝早くに起きて頑張ってるんだよ…」
律「ずっと、研鑚し続けているんですね(微笑」
カルマ「でもさ…
ケイト曰く
「私は、苦手な分野においては
人の5倍修業して、やっと普通レベルなんだ」って。
だから、もっともっと修練積んで
もっと自然に出来るようにしないと
相手には、動きを見抜かれて
おしまいになるんだって。
自然な動きだと感じられるほど
滑らか、かつ素早く出来なきゃ意味ないっていうんだ…」
律「なるほど」
カルマ「…十二分、頑張ってると思うんだけどさ…」
律「カルマさんは、ケイトちゃんが大好きなんですね^^」
カルマ「まあね…
ただ、必死になり過ぎて
壊れないか、心配なんだよねぇ;(溜息&汗」
後ろ頭をかきながら汗を流し
溜息ながらに、愚痴をこぼすように呟くカルマ。
律「…大丈夫ですよ。
本人の場合
苦手なものと得意なものとの差が激しいだけです。
アスペルガー症候群という
一つのことに集中すれば、周りが見えなくなる。
それは、
周り全てを見ないといけない状況下では、欠点になりますが
一つに集中するという点においては、長所となります。