第27章 決着の時間
その後…
皆は、各々眠りにつき始めていて…
そのソファーの傍には
ケイトとカルマと渚と茅野しかいなかった…
ケイト「ふあぁ」
カルマ「ちょっ…」
胸にもたりかかれ、頬ずりするケイトに対し
汗を見せながら、僅かに慌てるカルマ…
ケイト「眠…い…すー」
そう、スースー寝息を立てながら、眠りについた…
渚「あはは^^;
きっと、疲れが一気に押し寄せたんだろうね;(苦笑」
茅野「死に掛けるの、何度もあったからね;」
カルマ「…ケイト…
少しでいい…謝るのを、減らしてほしい…
謝罪なんていらないから…
そんなのは、背負わなくていいから…
あの笑顔が…
傍に在るだけで、落ち着いていられる…
温かい何かが、一杯になってくる…
だからケイト…
俺は……
『ごめん』よりも…
あの明るい、いつもの笑顔が見た…い…(微笑」
がくっ
すーすー
そうして…
二つの寝息が、ホテルのソファーに横たわった…
渚「…寝ちゃった^^;
抱き締め合いながら、ソファーの上で;」
茅野「そうだね^^;」
渚「色々…あったよね。
今日って言う、一日だけで…
数え切れないほど…たくさん…
抱いちゃいけない殺意があるってこと。
その殺意から、引き戻してくれる友達がいること。
そんな友達がいる、大切さ…
黙って信じてくれる、温かさと嬉しさ…
やっぱり大好きだっていう想い…
抱かないといけない想い…
受け継がないといけない命…
こんな、数え切れないこと…
きっと、ここじゃなかったら教わらなかった…」
茅野「うん。そうだね(微笑」
渚「…ケイトちゃんも、前に言ってたけどさ…
本当に、ここでよかったよ(微笑)
怖い思いもしたし、苦しい思いだってあった…
でも、今では…
それよりも、大事なものを近くに感じていられる…
凄く、幸せなんだ…
疲れで一杯でも…本当に…凄く…」
茅野「うん…本当に…そうだよね…」
そう言いながら、月を眺め…
感慨にふけっていた…
だが、気付けば…
深く、深く…眠りについていた…
確かな、温もり(ぬくもり)と共に…