第24章 夏休み
それから…
皆が屋上で寝ることになったのだが…
ケイト「カルマァ~
引っ付き過ぎだよ;暑い~;」
カルマ「俺の愛の力だよ」
ケイト「何をッ!?
私の愛の力の方が凄いぞ!?
うおぉぉぉぉぉ!!燃え上がれぇ~!!!(ゴォッ!!」
杉野「こっちまで巻き添えなるからやめろって!!;」
ケイト「あ;ごめん;(しゅんっ」
杉野「別にいいって^^;
それよりもカルマ…
密着し過ぎないようにな?
ケイト、暑がりな方だからさ(苦笑)
寒いのは平気みたいだけどさ」
カルマ「ケイトの要望に従うよ(頬ずり」
ケイト「カルマ…ありがとう(微笑)
その気持ちだけで、十二分に嬉しいよ^^」
そう…二人は
結局の所、べたべたしだした…;
杉野「困った二人だよな(苦笑&溜息」
渚「でも…
こんな星空を見ながら寝れるなんて
思いもしなかったよね(微笑」
茅野「頷く)うん。
こんなにきれいな星空、初めて見るよ^^」
ケイト「地面からの高さは
0.3m+2.5m+0.25m+2.5m+0.25m=5.8mだからね(微笑」
茅野「凄く高いんだぁ…」
磯貝「リンカーン像の、本体だけの高さと同じだな(微笑」
茅野「へぇ、そうなんだ」
そう、たわいのない話をする僕らを…
星と共に空へと拡がる、夜空は…
優しく、包み込んでくれているように感じた…
僕は、自然と…
始祖神に言った、ケイトちゃんの言葉を思い出していた…
『今まで…
幾多の魂を受けて、育ってきた。
傷も、死に掛けたこともあった。
それでも…
その全ての魂のおかげで、今がある。
食べてきた植物も、動物も…
それまでの魂が全て、宿っている。
今までの、祖先たちの魂も…全部が
全部が、ここに宿っているんだ!!!』
渚(全部が宿って…
僕という存在がいるのなら…
皆もまた、皆で…
全員が全員、違っている…
それでも、同じぐらい尊い…
それまでの、魂が宿っているから…)
そんな学びを噛み締めてると…
気付けば…
何とも言えず、涙目になっていた…
僕らは、満点の星空を見上げながら眠りにつく…
遥か昔…
遠い昔、先祖たちが…そうしたように…
明日をまた、楽しみにしながら…
穏やかな眠りにつくのだった…