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非日常パラダイス・第一部 【暗殺教室】

第22章 期末の時間




ケイト「どこまでいっても…

どんなことをしても…


負けたと認めることは

お前以外には、出来ない性格なんだ。



心の底から、認めることが出来る奴しかよ…」


カルマ「!!…」

それに、やっと意図をわずかに読み取り

カルマは、驚きに満ちた顔をした。


ケイト「それが、カルマ…お前なんだ。


世界のどこへ行っても…


何億年、時が経とうとも…


お前だけが…

私の認める、唯一なんだ。


どんなことがあっても

絶対信頼出来る、認められる


そんなお前だから…


だから…

ぱっぱと戻って来い。


ここと同じ土俵に戻って、戦え。


私が認めているお前は

平然と、それをやってのける奴だ。


たとえ、どこまでいったとしてもさ…(微笑」


そう言いながら

再び数学のテスト用紙を揺らして見せながら


拳を握ったままのカルマへ、笑いかけるケイト…


カルマ「ふっ。

上等。


当たり前じゃん(微笑)

そんだけ言うからには、覚悟してなよ?


後でほえ面かいても知らないから(にや」


そんな言葉に、ふと笑いがこみあげ

気が付いたら、いつもの調子に戻っていた…


ケイト「あらまぁ(口押さえて笑う)


こんな大失敗しといて

どの口がものを言うのかなぁ~?(にやにや」
カルマ「絶対勝つ!!」


そんな厭味ったらしく言う口調も…

全て、自分のためだと解っているが故…


軽く、突っぱねた。


ケイト「え~?

あんな大失策、私は生まれて初めて見たぁ~!!」
カルマ「絶対殺す(ぷんぷん」


終いには、だんだん怒りが込み上げてきた…


ケイト「でっきるっかなぁ~?^^」

カルマ「うるさい!^^」

ケイト「キャー^^♪」


そう、くっくっくっと笑うケイトに対し

腕を回しながら、カルマは軽く首を絞め


それに、軽く悲鳴をあげるケイト…


だが…


その二人の顔は、悔しそうな顔でもなく…


怒りにまみれた顔でもなく…


普段でもみせる…


晴れ晴れとした、満面の笑顔だった…



二人『あっはっはっはっはっはっ!!^^』


肩を組んだまま、心の底から笑い合う二人は…

見ていて、とても微笑ましかったという…



殺せんせー「いいパートナーを持ちましたね…カルマ君^^」


第22章、期末の時間



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