第20章 水泳の時間
林道の中…
蝉がみーんみーんと鳴きわめいていた…
殺せんせー「あつはなついなーっ。
大阪では猛暑の時、そういうらしいですよ」
歩きながらそいう殺せんせーに対し…
ケイト「言わんよ;
少なくとも私のじっちゃんは;(溜息」
溜息交じりにつっこんだ;
杉野「あっちぃ~;
何で裏山なんかに;」
ケイト「私の私有地なんだけど、ここ;」
殺せんせー「にゅやっ!?;
そうだったんですか!!??;」
杉野「え…
勝手に入っていいの?」
ケイト「学校側へ売ったのは
裏山じゃない方の土地だけなんだ。
それに、持ってる本人が
入ってもいいって言うんだから大丈夫。
皆なら、信頼出来るし^^
ずっと、自然を太古のままに護り続けてきたからさ(微笑」
杉野「って言うか中3が言うセリフじゃないよな;」
片岡「一々大人びてるわよね;」
皆『二度頷く)うんうん』
律(携帯版)「プールでしたら本校舎にあるんですよね?
場所が違うようですが」
渚「うん」
プールは本校舎にあり
そのため、E組は大きく負担を強いられていた。
カルマ「渚君、この前すごかったらしいじゃん。
見ときゃよかった、渚くんの暗殺(微笑」
渚「はは^^;」
後ろからカルマが渚に話しかけてくる
渚(人間相手に通じても、この教室では意味がない。
皆が毎日のように何かしら試みているけど、
あの先生には未だに決定的な暗殺ができていない。
尤も…
できるのにしようとしない人だっているけど;)
冷や汗交じりに
笑いながらクラスメイトと話すケイトを見ながら
渚は思っていた。
殺せんせー「にゅるっふっふっふっ!
さあ、着きましたよ!ご覧あれ!」
殺せんせーの声を合図に
E組は目線をやると、
そこには…自然のプールようなものが存在していた。
皆『ああ!!』
殺せんせー「先生特製のE組専用プールです!」
皆『いやっほぉ~!!!^^』
殺せんせーの作った『プール』に大喜びし
飛び込んでいくE組
渚(こういうことしてくれてるから
うちの先生は、殺しづらい…!^^)
渚はそう思いながら、プールに飛び込んだ。