第4章 田中恵土(たなかケイト)
朝
ケイトの家…
ケイト「あ、カルマ」
洗面所にいる時、制服姿のカルマが通りがかった。
カルマ「おはよ。昨日はよく眠れた?(微笑」
ケイト「うん^^そっちは?」
カルマ「寝てなかったら寝てなかったで
授業中に寝たらうるさいでしょ?殺せんせ」
ケイト「あー。確かにうるさそう(微笑」
カルマ「あのさぁ…ケイト」
ケイト「何?」
時速2000㎞ってことはさ…
短距離走もそれぐらいできるの?」
ケイト「できないよ;」
カルマ「何で?」
ケイト「だって…
全身弛緩状態だよ?;
立ってバランスをとるのは
『骨と内臓のみ』みたいな状態で
筋肉のほとんどを収縮させずに
振る時だけ、ほんの僅か一瞬だけ
全身の力を、伝えるように制御して
それら全部を一点に集約させながら
それ以外は全部、弛ませた状態にすることで
しなやか、かつ、鋭く、速くできるんだ。
だから…
どうやったって
ただ、『チョン』と触れるだけの力で当たるだけなんだ。
つまり…
力のない、『速さ』だけでやっただけだからさ^^;」
カルマ「なるほど。
だから、簡単に切り落とすことが出来たんだ。
切られた触手が床に着く前に
殺せんせーは、とんづらこいたけど(にや」
殺せんせー(ほっ。
これでパワーがあったら死にますよ;)
内心冷や汗をかきながら、ほっとする殺せんせー。
渚「何のぞいてるの?」
殺せんせー「にゅやっ!!??;(ビクッ!」
カルマ「あ、おはよ。渚君に殺せんせー」
渚「おはよう(微笑」
ケイト「でもさぁ…
殺せんせーの掃除って、よくもの飛ばないよね…;
2.5mのバスケゴールから、
3.05mの物を買ってつけてくれるとは;
(古いのは折りたたんで、倉庫にいれたけれど」
殺せんせー「にゅるっふっふっ。
大丈夫ですよ。その辺、ちゃんと慣れてますから(微笑)
さあ!学校に行きましょうか!!」