第17章 才能の時間
ケイト「でやぁ!」
左手を上に持ち
ケイトから見て
左から横薙ぎに振りかかると同時に
左へ逃げる殺せんせーへ、右足で回し蹴りをしようとし
それをさらに左へ避ける殺せんせーへ
空ぶった右足を軸として、前へ前へと
凄まじい速度で、左右へ振り
殺せんせーが、さらに遠くへ距離をとる。
その直後、両足で前へ
水平へ跳びながら、突きを繰り出す。
その直後、殺せんせーが
その両肩を掴んで止める。
その直後に、木刀を地面へ突き刺し
その柄頭に近い方の柄を、左手で掴み
殺せんせーの両手を引き付け、バランスをとりながら
対せんせー用のを
右ひざと右ひじにつけた状態で
左回転させながら
右ひざ打ちと右ひじ打ちを、触手二本へ食らわせ
破壊
それとほぼ同時に
左足で蹴り上げるが、着ている衣服でガード
殺せんせー「にゅやっ!?」
そして距離を、3mだけとる殺せんせーへ
とった時とほぼ同時に
地面に突き立てた木刀を抜き
その時、土ごと
殺せんせーへと振り
殺せんせー「っ!;(砂が目に!;」
避けながら距離をある程度とった殺せんせーへ
右から横薙ぎに振り
左手で持ち直して、突きを繰り出すが
再び距離を取られる。
殺せんせーが
涙を流して、砂を除去しようとした時
ケイト「風月流奥義!」
殺せんせー「にゅやっ!;
(奥義!?;速く再生させなくてはっ!;」
左肩に木刀を乗せ、右手の人差し指を立てて
触手を再生させた殺せんせーへ向け、指さし
木刀を、両手で握り直す。
そして、右ひざと右ひじを地面へ当て
風月流弐式で、風と水を操って
水を空気の循環で急速に冷やして氷にし
地面ごと、殺せんせーの足を氷漬けにする。
殺せんせー「!!??」
その直後、凄まじい勢いで
殺せんせーへと、斬りかかろうと飛び出す。
だが…
殺せんせーは、地面を叩いて破壊し
上空へと跳んだ。