第14章 球技大会
ちなみに、
理事長の言った通り
ギリギリ点が入っており
E組47-女子バスケ部24
1ピリオド10分が終了した時だった…
中村「あんた…
言うようになったじゃないの!!^^」
バシィン!!
そう言いながら、嬉しそうに微笑みながら
ケイトの肩を、中村は思いっきり叩いていた。
ケイト「ちょっ;痛い!;」
速水「最高!」
それにならい、
次々にバシバシ肩を叩いてくる皆。
律「それにしても…
筋肉とバネだけでは
納得できないほどの、凄まじい水平跳びジャンプでしたね」
ケイト「あ~。
普通の跳び方と、ちょっと違うからなぁ。
私のジャンプは」
茅野「どこらへんが?
見ていたけど、何も違和感なんてなかったよ?」
ケイト「空中に跳ぶ際、
最高点に到達するまでの僅かな間に、
至極滑らかに
「重心に影響が出るほど、手足を同時に、
凄まじい速度と力強さで、上へ上げる」。
その動作で
重心へ与えられた「上方向の衝撃波」によって、
重心が、「上に上がろうとする力」を受け
最高点が高くなる上に、到達するまでの速度が速くなる。
落下時、私の両腕の腕力120kgと
両足の脚力360kgから繰り出された、
最高点までの間にした
「急激な動きの変化による衝撃波の余波」が
上方向へ行こうとする力を示すことによって
「落下速度」が落ち、
滞空時間も伸び、
重心が上に留まろうとする力もまた、上がる。
空中で、その姿勢から低くなる姿勢をとっても
一度上がった重心の位置は変わらない。
それらにより、身体が浮き上がる現象が起きます。
まるで、空中で浮かび上がっているかのように…
無論、筋肉とバネのジャンプと同時にやっていて
互いに掛け合わさるよう、絶妙なタイミングでやってるんだ。
ジャンプの発展&応用技だよ。
だから、筋肉×バネ×衝撃波って感じだね。
普通の跳び方じゃないからさ。
おまけに、腹筋や背筋の力は240㎏ずつだし」
『…なるほど;』
そんな解説に、皆は…
驚異的なジャンプ力に、納得せざるを得なかったとか…