第14章 球技大会
愕然、騒然となる会場に対し…
部長「あんな体制で…
スリーポイントシュート!?
(普通、足がスリーポイントラインより
後ろに着いた直後、体勢を立て直すわよ!
その間に駆け寄ってブロックできるはずなのに…
ケイトの場合は、それをしなくてもシュートが入ってる。
それ以前に、ボールを持つこと自体を防がなきゃ
どうしようもない!!」
そして…
異例の策に出るも…
「4人で、ディフェンダーにスクリーン!?」
「どんだけつえぇって思ってんだよ!;」
その相手の動きと隙間から判別し
再び、ミサイルジャンプで
相手の真ん前に飛び出ると同時に
そのドリブルをカットし
今度は綺麗なフォームで、スリーポイントを決める。
「左手!?」
パスッ!
部長「…綺麗…(ぼそり」
思わず、見惚れる皆…
そんな時…
「キャァ~!!^^//」
『ケイト!!ケイト!!ケイト!!』
見ていた女子たちが、応援に騒ぎ出した;
「そりゃ…応援したくもなるよなぁ」
「ああ…」
それに、見ていた男子たちは共感した…
そして…
次々に、部長の出す策は破れていき…
『わぁ~!!!!』
E組18-女子バスケ部0
ケイト「流石に、これは良心が痛むんだが…;
全力で挑まないと失礼だしなぁ…;)
んー;困った…;(汗)
(監督さん、早くタイムアウト取ってよ;」
ダンクを決めたり、ジャンプシュートを決めたり
二回スリーポイントを決めたケイトは
思わず、同情からか呟いていた…;
開始から52秒…
速過ぎる&鋭過ぎる動きについていけず
女子バスケ部は、手も足も出ていなかった…
ケイト「流石に気の毒だ;)…;」
審判「ピッピーッ!!
チャージドタイムアウト!女子バスケ部!!」
理事長「ほお。
騒ぎを聞いて来てみれば…なるほど。
確かに、面白いことになってるね(微笑」