第14章 球技大会
E組2-0女子バスケ部
「嘘だろ!?」
「何であんな低身長で
あんだけ跳べるんだよ!!;」
『女子なのに、ダンク決めやがったぁー!!;』
ケイト「久しぶりのジャンプだなぁ~。
頑張っていくか、相棒(微笑」
そう、小声でシューズに呟いた。
それは…小さい頃から愛用してきた
ジョーダン3の鉄板カラー、通称「ファイヤーレッド」。
復刻版ではあるが、
小さい頃に使って、気に入ったシューズである。
部長「…
皆!強豪相手にやってると思いなさい!!」
その直後、部長の判断はとても速かった…
そして…パス回しをしようとした直後…
ケイト(動きが単純過ぎ)
瞬時にコースを見切り、パスカット
と同時に、スリーポイントを決める。
「うっそぉ!!!;」
「おい!あいつの祖父ちゃん
NBAの選手だってよ!元だけど。
今でも、その当時参加していたのと
同じチームの監督をやってるらしいぜ!;」
「ってことは、直伝だったってことか!?;」
開始から15秒、E組5点、女子バスケ部0点…
1ピリオドから、とんでもない波乱となっていた。
しかも、他のE組メンバーは全員
開始位置から動いてさえいなかった…
「おいおい;嘘だろ?;」
それに、監督が立とうとするも…
部長「首を横に振る)…」
監督「…」
再び、座り出した。
部長「ここは私が、何とかしないと!)
1番、ケイトをマーク!!」
ボールを持ってないケイトへ
スクリーンをかけることを選択する部長。
だが…
ケイト(そう来るのは、お見通しだよ。
NBAでだって、同じようなことがあったし)
瞬時に
左へ行こうとし、それについてこようとしたのを見た瞬間
両足跳びで、再び距離を取りながらパスカットし
着地と同時に、ボールをリングへと投げ入れた。
バスッ
『また決めやがったぁーっ!!!!;』
律「これで、8点差ですね(微笑」