第14章 球技大会
遠慮なし、容赦なし。
けれど優しい…
不器用な、ケイトの素が明らかになったとか…;
その後…
ケイトの家で、本格的な合宿が始まった。
片岡「やっぱり…」
中村「何がやっぱりなの?(ひょこ」
スケジュール表とか
ポジションの紙を見ながら呟く片岡に
その横から顔を出してみる中村。
片岡「…体力まで、ちゃんと考慮されてるのよ。
あと、機動力とかも色々」
その紙を渡しながら、見るように促し
中村「なるほど…
あんまり、激しい運動しないってのも見抜いてたんだ」
それを見て、納得するのだった。
片岡「それに…
一人一人にあわせて、
バスケの方面でできることをかきだされてる」
中村「それはそうと…
何でケイトは、ヘッドバンドしてるの?」
片岡「汗がぼとぼと流れ落ちてくるのが嫌らしいよ?
小さい頃から、バスケをする時は必ずしていたんだって」
そのケイトの頭には
ナイキの、チェックマークの付いた
『真っ白なヘッドバンド』があった。
ケイト「ほら!
練習する動きのメニュー教えるから、ならんで!」
茅野「ねえ、ここに居る以外の皆は?」
ケイト「各々、補助に回る際に必要な技能を
律から教わってる所だ。
では、これから運動で必要な技能を教える!
まず、茅野と倉橋!
ドリブルで鋭く、素早く自在に切り替え!
適確に、どんな動きでも出来るように!」
茅野&倉橋『はい!』
烏間「守備はどうだ?」
倉橋「烏間先生!」
ケイト「烏間先生に
ドリブルのブロック役を頼んだんだ。
よろしくお願いしまぁ~す!(お辞儀」
『よろしくお願いします!(お辞儀』
烏間「ああ。まずは、ガードのドリブルだな。
一番ボールを扱いなれていそうなのは、岡野だが」
ケイト「そのガードのドリブルカットや
スクリーンやブロックをお願いします。
それ以外は私が教えますから」
烏間「解った」
そうして…練習は始まる。