第13章 梅雨
ケイト「ねえ、律…」
律「はい。どうかしましたか?」
ケイト「…
始祖神…天之御中主神に取りつかれていた時
どういった感じだったの?
意識が飛んでたから、さっぱりわからない;」
律「そうですね…
シロさんが銃を撃った直後
凄まじい閃光と共に
白以外、何も見えなくなりました。
そして…
曇り空が、青空となるほどの
凄まじい風と光と共に現れたのです…
ケイトさんと同じ白い装束
白く長い髪をし、筋肉質で凛々しい…
クラス全員から美しいと評される神様が…
その後は
私の娘に手を出す事は、何人たりとも許さん!
その言葉と共に、銃自体を破壊し
なおも襲い掛かろうとするイトナさんを気絶させました…
その後…
ケイトちゃんに手を出す事を禁じ
遥か彼方の天へと、去っていき
ケイトちゃんが、再び
制服姿に戻り、仰向けへ倒れました…
それを支えたのですが…
相当の高熱を帯びていたらしく…
最初は、近付くこともままなりませんでした。
それから
シロ「すいませんね、殺せんせー。
どうもこの子は
まだ登校できる精神状態ではなかったようだ。
転校初日でなんですが、
しばらく休学させてもらいます」
イトナさんを担ぎ上げ、シロさんは帰ろうとし
殺せんせー「待ちなさい!
担任として、その生徒はほっとけません。
卒業するまで面倒を見ます。
それにシロさん、あなたにも聞きたいことが山ほどある」
殺せんせーはそう言いましたが、シロさんはそれを拒否しました
シロ「やだね、帰るよ。力づくで止めてみるかい?」
止めようとシロさんの肩に触れると、触手が壊れ
シロ「対先生繊維…
君は、私に触手一本触れられない。
心配せずともまたすぐに復学させるよ、殺せんせー。
3月まで時間はないからね。
責任もって、私が家庭教師を務めたうえで」
そうして…
ケイトちゃんが目を覚まし、
あの時へと至るというわけです」