第12章 もう一人の転校生
そんな意味深げな話をするシロに対し
ビッチ「訳が分からない」
ビッチ先生はただただ眉をひそめるばかり
烏間(現身…現世に生をうけている姿…
一体、何者なんだ?
…いや、違和感はあった。
普通の人とは違い、あまりに純粋すぎる性格。
相手を思いやり過ぎて、優しくしようとし過ぎる人柄。
相手のためなら…自分さえも…そういう想いを持つ…
あり得るとしたら、神ということか?)
それに対し、色々と思案し続ける烏間。
そして昼休み…
ケイト「ふぅ~。
食べているものは、生き物の生きたあかしであり
死んだ後に遺し、次の命を育んでくれる死骸。
その命があったからこそ、今私は生きていられます。
生があること、死があること
それらがあるから、命は今ここにある。
どうか、次の世で健やかに、幸せに暮らして下さい。
では…
いっただっきまぁーすっ!!^^♪(両手あわせる」
『そんな話聞かされたあとで食べられるかーッ!!!!;』
杉野「重いんだよ!!;」
渚「そりゃありがたみ解るけどさ!;」
前原「重すぎて食えねぇよ!!;くいづれぇよ!!;」
やいのやいのと盛り上がる中
もぐもぐと、さもおいしそうに笑顔で弁当を食べるケイト。
カルマ「ははは^^;
野生で生き抜いた時に学んだことなんだろうね」
ケイト「そうそう。
殺して食べないんなら、最初から殺すな!
って言っても
雑草が育つための栄養源になるかもだけど(もぐもぐ」
渚「なんか深い上に重いよね;
そういう話する時って、ケイトちゃんの場合は特に;」
茅野「でもまぁ…
おかげで、その大切さを忘れられずに済むってことで^^;」
律「全ての命は
互いへ循環し合っているとも言えばいいでしょうか?」
ケイト「うん。いいと思うよ(もぐもぐ」
渚「食べながら話すのやめようよ;(汗」
食べながら話すケイトに
渚は思わず突っ込むのだった。