第17章 熱い体に快感を
授業の終わりを知らせるかチャイム音が鳴って、授業が終わる。
授業が終わるとすぐに倉石くんが顔を耳元に寄せてくる。
「イけなくて苦しいんだろ…お仕置きだから、ドンマイ」
そう言って耳朶を舌先で舐めてくる。
それだけでまたジンジンって身体がものすごく熱くなる。
『……やめて』
私が倉石くんを押すと呆気なく退いた。
倉石くんはバスケ部に見学するらしくて私は1人で帰った。
帰り道もジンジン痒くなってくる。時々座ったりして身体を冷やそうとするけど熱は高くなってくばかり。
家に着くと時間は5時半頃。昇さんはニュースを見ながらお水を飲んでいた。
「美希…おかえり、…翔はどうした?」