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happyendは望めない
第4章 もう届かない
突然声が聞こえたかと思えば
空が座り込んでいたのはドアの前ではなく
真っ黒な暗闇の中だった。
「!!? ここはどこっ!?」
空は立ち上がり、
何も分からぬまま走り出す。
どこまで行っても
どこまで走っても
ずっと 真っ暗な闇の中
そこには誰もいなくて
「誰かいませんかぁーー!!!?」
自分の声しか響かない
「っ…」
ふと気づくのは
何かの真っ白な光
暗闇に目がなれていた空には
その光はあまりにも眩しすぎた。
その光を放っていたのは
白い ワンピース
小さな 少女の姿だった
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