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時と光と風の中で

第4章 Run at full speed!!


さて、競技が始まった。男子生徒達が一斉に円盤を投げていく。そして次の種目のやり投げもケンタウロスとディオは上手くいった。
「さあ、お次は最後の競技となるレスリングよ。みんな頑張ってね」
会場で盛り上がっている頃、エリゴス達ワルはどうしているのだろうか?
「ケンタウロスがいけないんだ!」
とわめくエリゴス。
「おとなしくしてなさい。今調べてるところですから。」
医務室のおばさんがそう言い放った。
学校にはスポーツ仲裁機構 の方々が来ていてエリゴス達を調べていった。するとエリゴスはドーピングを使用していたことが発覚した。そしてサタンにもドーピングの症状が現れたがアマイモンは・・・
「こんなことやてられねえ。」
と医務室を飛び出して逃げたのだ。
「アマイモン君、待ちなさい。」
アマイモンは走り去って行った。到着したのはオリンピア祭の最後の種目が行われているレスリングの会場だ。そして今はケンタウロスが競技を行っている真っ最中だった。
「あれ?アマイモンがなんでここに?」
ケンタウロスがひどく驚いているとアマイモンが叫んでケンタウロスに掴みかかってきた。
「これはエリゴスの敵だからな。」
この時のアマイモンはドーピングのせいなのか怒りと興奮でいっぱいだった。
「アマイモン君、あなたは競技に出てはいけないと言ったはずですよ。今すぐにやめなさい。」
ギュム先生がアマイモンを止めに入る。
ケンタウロスとレスリングをしていた男子生徒は尻餅をついたままその光景をぼーと見ていた。
「どいつもこいつもうるさいんだよ。」
アマイモンは気が収まらずケンタウロスの足を蹴った。
どさっ。
「ケンタウロス大丈夫?」
ガイアが観覧席から立ち上がって声を張り上げる。
ケンタウロスはアマイモンに踏みつけられてた。そこにマールス、ディオや先生もかけつけアマイモンをケンタウロスから引き離した。
アマイモンは最後の手段としてケンタウロスに呪いを使った。
「生徒のみんなに言いますが競技は一旦休止とします。」
ギュム先生が生徒達に合図を送った。
その後アマイモンは先生達に取り押さえられて医務室へ送られた。
「ケンタウロス!」
女子達も我慢できずケンタウロスの所へ駆けつけた。
果たしてケンタウロスは無事なのでしょうか?




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