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時と光と風の中で

第4章 Run at full speed!!


夏休みが終わった生徒達は汽車に乗り学校まで向かった。駅を降りると続々と生徒で駅のホームは溢れていた。
「は~久しぶりだな。みんな元気にしてるかな?」
ケンタウロスが汽車を降りると誰かが走ってきた。
「久しぶりですね。」
そこにはヘルメスが息を切らしていた。
「そうだね。でも走ってこなくてもいいだろう?」
「だって~早く会いたかったんですもん。」
2人は笑いながら改札口を過ぎて学校の門をくぐった。門をくぐるとディオやウンディーネの姿があった。
「やあ、みんな元気だった?」
久しぶりの再会に喜んでいると、どこからかファンファーレが聞こえてきた。
「皆の諸君!我が校では4年に一度オリンピア祭を開催している。今年はその年なので大いに飛躍していただきたい。健闘を祈る。」
小姑が旗を掲げた。
「やったー。ついにオリンピアのシーズンが来たぞ。」
みんなは拍手をして喜び合った。
聖なる書の事件も終わり、テスト、夏休みをはさんでのことだった。
夏休みが終わると体練術の他にオリンピア際に向けて練習もあるので大変になるであろう。しかしこの一台イベントを楽しみにしていない生徒なんていないだろう。
ケンタウロスがディオとウンディーネ、ヘルメスと喜びあっているとあのワル3人がこちらにやって来た。
「いやだわ。あいつら復活していたのね。」
ウンディーネが目を丸くして驚いた。
「お前達のせいで散々だったんだぞ。どうしてくれるんだ?」
エリゴスが捨て台詞かのように言葉を吐いた。
「それは君達が使っちゃいけない術を使って違反したからだろう?」
ケンタウロスは言葉を返したがディオが”ここは大人の対応を取るべきだ”と言ったのでそのあとは黙っていることにした。
「オリンピア祭で見返してやるからな。」
ワル3人はそう笑いながら去って行った。
「あいつらっていつにも増して感じ悪いよな。」
ヘルメスの言葉にケンタウルス、ウンディーネ、ディオは頷いた。

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