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時と光と風の中で

第11章 進級~新しい出会い~


そしてこの日朝食を挟んだ後は1時間目に武器の使い方と言う授業があり、男子達に人気だった。
「皆さん、決して授業以外で使わいない事、そして勝手に持ち出さないでくださいね。」
アマゾネス先生から指導を受けて早速武器を使いこなそうとするも初めてだからか失敗する生徒も多かった。
そして2時間目は魔術、3時間目は数学と過ぎていった。3時間目を過ぎるとお昼の時間となりケンタウロスはディオと寮の2人と食べていた。
「はぁ、お腹すいた~。」
ケンタウロスが席に着くとユニも疲れた様子だった。するとそこにディオが慌てて走って来たのだ。
「どうしたの、ディオ?」
ケンタウロスが聞くとディオが不思議そうな顔をしてこう言った。
「今日の夕食のことなんだけどさ、僕とケンタウロスとウンディーネに招待状が来てるみたいなんだ。」
「え、招待状?」
ケンタウロスは招待状と聞いた時正直、戸惑ってしまった。何故ならミネルヴァ先生にまた何かしたのかと思ったからだ。
「校長先生からの申し出でそうだよ。6時までに各僚の談話室に集まるようにだって。」
ディオはそう言ってようやく席に着いた。
「でもなんで、ケンタウロスとディオそれからウンディーネなんだ?」
キューピッドがディオに食べながら聞いた。
「聞いた話によると去年活躍した人を選ぶんだって。今年から始まった制度みたいだよ。」
「へえ・・・。」
ケンタウロスは最初は乗り気ではなかった。食事会と言うと堅苦しいイメージがあり本当は行きたくなかったが、ディオとウンディーネが一緒ならまだましかと思い行くことにしたのだ。
「まあ選ばれしものの宿命ってやつかな?」
ディオがあっさりそう言ったのでケンタウロスは感心してしまった。こうして午後の授業が過ぎていき食事会の時間となった。


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