第8章 テスト勉強は大変であ~る!!
生徒達が選んだ書物は以下の通りである。↓
ケンタウロス:ビブリオテーケー(伝統的なギリシア神話と英雄伝説の概要を述べた本である。)
ディオ:仕事と日(828節からなる古代ギリシアの詩である)
ガイア:ダフニスとクロエ (恋物語)
ウンディーネ:砂粒を数えるもの(アルキメデスの著作のひとつ)
キューピッド:ピューティア第四祝勝歌(抒情詩人ピンダロスの作品である)
ユニ:本当の話(サモサタのルキアノスが西暦167年ごろに書いた中編小説だ)
サタン:叙事詩環(トロイア戦争に関する叙事詩サイクル(一群)のことである。)
エリゴス:テーバイ攻めの七将(アテナーイの詩人アイスキュロスによるギリシア悲劇。ギリシア神話で古代都市テーバイの王権をめぐる戦いの物語に基づく。)
アマイモン:食卓の賢人たち(アテナイオスが2世紀頃に書いた著作。全15巻。)
ウンディーネは奥深い内容の書物を選びましたね。ケンタウロスはさすが男子!という感じの冒険物を選んだようですね。
そしてガイアは女の子らしく恋物語を選んだところが流石です。そしてみんな様々な著者の方の書物を選び個性があってとても良いと思います。
そしてお昼を挟んで最後に行われたのは”音楽”のテストだった。こちらも祭典の仕切り方同様に1人1人の生徒が呼ばれるのだが個室で先生と1対1となって課題曲を披露する。なので他の生徒達に自分の歌声が聞こえない分少しは安心するでしょうね。
個室に呼ばれない他の生徒達は音楽鑑賞をして待ちます。もちろん音楽鑑賞をしての感想文も書きますがこちらはテストとは別なので点数にはなりませんがテストを待っている間ちゃんと曲を聴いて感想が述べられているかは成績に反映されますのでご注意を!!
「はぁ~終わったわ。」
ウンディーネが個室から出てきた。
「出来はどうだった?」
ケンタウロスがワクワクして彼女に聞いた。
「自分ではまあまあね。」
「そっか~。」
2人が話しているとケンタウロスの名前が呼ばれた。
「次はケンタウロス君、入ってきてください。」
「はい。」
ケンタウロスは返事をして個室の中に入っていった。
バタン!!
こうして生徒達はそれぞれ3日間のテストをやりきったのである。そしてテストの結果は1週間後に届き再試の人にはお知らせが届くのである。果たしてみんなは無事に乗り越えられたのだろうか?