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時と光と風の中で

第8章 テスト勉強は大変であ~る!!


「はい、10分経過しました。そこまで!」
先生からの合図でケンタウロスのテストは終了した。ケンタウロスはやりきったという顔で席に戻っていった。その後も続々と生徒達の名前が呼ばれ課題に取り組んでいき4時間目が終わった。
そして5時間目となる1日目の最後は修辞学のテストが行われた。
そしてこちらも実技試験となります。
「みなさん、1日目最後の試験となるので気を引き締めるように。後期試験ではスピーチをしてもらうぞ。あらかじめにスピーチで話し合ってもらう課題は出しておいたのでまとめてくれただろうか?それでは1人1人に発表してもらうぞ。時間は3分~5分までだ。」
今回の修辞学の課題は『ギリシャのますますの発展について』であった。未来のギリシャはこうなっていたいや、こんなギリシャを作っていきたいと言うことが生徒達によって思う存分語られた。こうして1日目のテストは幕を閉じたのであった。

2日目
1:獣の乗り方(筆記)
2:幾何学
3:図画(実技)
4:商業経済
5:ペルシャ文学とゾロアスター教

※2日目の実技も1科目だけとなる。

さて、2日目のテストが始まった。1時間目は”獣の乗り方”だが後期試験は筆記となる。
獣の種類や名前、その獣の動きや特徴などを書き込んでいった。
そして2時間目は”幾何学”だ。ここでは位相幾何学やユークリッド幾何学について問われた。

問題1)ギリシャではエウクレイデスはその成果を『原論』の1~4巻において体系化した。その手法とは何か?順に書きなさい。
問題2)連続写像と同相写像の違いを述べなさい

など説明しなさい~と言う問題が多く出題された。
2時間目は生徒達は考えながら必死に答案用紙に答えをまとめていった。
そして3時間目は”図画”のテストで自分の自画像を書くというもの。古代ギリシャでは写真といったものはないため鏡を見ながら生徒達は自分と向き合い絵を完成させたのである。
そしてお昼を挟んで4時間目は”商業経済”のテスト、そして2日目の最後は”ペルシャ文学とゾロアスター教”が行われた。
2日目の最後のテストで再試になりたくないとみんなの必死な様子が伺えた。
こうして2日目も過ぎていった。残すは最後の3日目である。果たしてケンタウロス達は進級できるのだろうか?



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